矯正治療内容について

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Q.矯正は痛いのでしょうか?
Q.出っ歯なのですがどのような矯正治療になりますか?
Q.受け口なのですがどのような矯正治療になりますか?
Q.歯並びがものすごく、でこぼこなのですがどのような矯正治療になりますか?
Q. 学校から不正咬合(歯列咬合)という紙をもらってきました。どのような治療になりますか?

Q矯正って健康な歯を抜いてしまうことがあるみたいですが、なぜですか?
Q,インプラント矯正とはどのような治療なのでしょうか?インプラント矯正だと歯を抜かなくて良い場合もあるって本当なのでしょうか?


矯正治療内容について

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・矯正は痛いのでしょうか?

 痛みの感じ方は人それぞれです。「この治療は痛くなります」という説明はとても難しいです」 というのが正しい答えだと思います。当院の患者さんにも大人の方から小学生のお子さんまで矯正治療を受けていらっしゃいますが、矯正装置の種類にもよりますが、歯を動かすための装置を装着したばかりの時に違和感を感じる。きつい、痛いと感じる患者さんはやはりいらっしゃいます。痛みを感じた方でも痛いと感じたのは2,3日だったとおっしゃる方が大半をしめています。 痛いときは細かく調整することで対応できますのでご安心ください。


・出っ歯なのですがどのような矯正治療になりますか?

出っ歯  上顎前突(じょうがくぜんとつ)

上の歯が大きく前に突き出している状態です。 重症だと口をとじても上の歯がでてしまいます。 上あごの骨から出ているケースもあります。


出っ歯の治療法には、差し歯か、部分矯正(歯列矯正)などがあります。骨格的な問題のある場合など外科的な治療や抜歯が必要になる可能性があります。 成長期(小学生の低学年頃から)からの治療の場合、顎の骨の形も成長していますので、顎の成長自体を矯正治療することで治すことが可能です。早めに歯科医師に診ていただくことをおすすめします。 顎の骨の大きさを変えることのできない成人の場合は、やはり主に歯の位置関係を修正していくことになります。多くの場合、歯の本数を調整(抜歯)して上の前歯を正しい位置に矯正するためのスペースを作り、整えていきます。

・受け口なのですがどのような矯正治療になりますか?

受け口(下顎前突かがくぜんとつ)(反対咬合)

下の前歯が上の前歯より、前に出ている状態です。下あごが大きすぎたり上あごが小さすぎたりするために生じます。横顔も下あごが出ているように見えます。


治療は下の歯が出てしまっている場合、下顎(したあご)の骨の大きさに異常はないかによって変わってきます。 大きさに異常がない場合、歯を本来の位置へ移動させる矯正治療や下顎をだすクセなどの改善させる治療を行います。下顎が大きい場合、またその逆の上顎が小さい場合は骨格的な問題があることになります。成長期(小学生の低学年頃から)の場合は、骨が成長しますので下顎、上顎を大きくさせるような治療や、その逆で、下顎、上顎の成長抑制する治療が可能になります。見た目に目立つことで、コンプレックスにつながることもあるので、早期からの治療が望ましいです。 非常に難易の差が大きくて、治療が長くかかるケースもあります。成人になっても治療できますが、その場合矯正治療で治せる場合と、外科手術によって治す場合があります

・歯並びがものすごく、でこぼこなのですがどのような矯正治療になりますか?

でこぼこな状態にもいろいろな状態があります。叢生(そうせい)(乱杭歯(らんぐいは)、八重歯(やえば))や開咬(かいこう)や交叉咬合(こうさ こうごう)の症状・状態そして治療方法を載せています。でこぼこな症状ではありませんが、過蓋咬合(かがい こうごう)の症状の方の状態も載せています。参考になさってください。

叢生(そうせい)乱杭歯(らんぐいは)・八重歯(やえば)

上下の顎(あご)の形や大きさのバランスはよいのに、歯並びがでこぼこしている状態です。 歯が不規則に打たれた杭(くい)のように不揃いな状態なので乱ぐい歯ともいいます。顎(あご)の発育が不完全だと歯は重なって生えたり、出たり引っ込んだりします。顎に対して、歯が大きい場合や、乳歯の生え変わりが上手くいかなかった場合に起きます。 八重歯も乱くい歯の一種で、同様の状態といえます。犬歯が飛び出している場合が八重歯です。


叢生の矯正治療は、時期によって違います。症状が軽い場合は脱着可能なマウスピースで矯正が可能になるでしょう。まだまだ顎(あご)が発達中のお子さんなどは生活面の改善と共に矯正をして行く事も可能です。 しかし症状が複雑な場合は軽度の矯正装置が使えないことや、抜歯が必要になることもあります。 上記以外に審美的な治療になりますが、歯の周囲を小さく削った上で上質なセラミック(陶製)の歯をかぶせて整える治療もあります。

開口(開咬)(かいこう)

奥歯を噛んでも上下の歯がかみ合わず前歯が開いている状態です。


上下の顎のバランスが良い場合は歯を動かすことによって美しい歯並びと顔立ちが得られます。開口は口呼吸や子供の頃の指しゃぶり、舌の癖などが原因で起こります。 治療は歯を移動させて矯正します。顎のバランスが良い場合、歯がきれいに並ぶスペースができれば歯はきれいになおってきます。ただし矯正で歯並びを治しても、舌の癖があると歯がまた動いてしまう恐れがあるので、癖を治す注意も必要です。

交叉咬合(こうさ こうごう)

本来、上の歯が外にあるべきなのですが、下の歯が何本か外側に出ている状態です。 上下の前歯、奥歯の何本かが交叉してしまった咬み合わせの事とも言います。 あと、かみ合わせが左右にずれていて、あごや顔が左右に曲がっている場合もあります。また、正中線(中央の歯の位置)がずれている場合もあります。


治療は、歯の並び方が原因の場合と顎(あご)の骨が原因の場合によって治療法が変わってきます。 歯の並び方が原因の場合は矯正装置などで上下の歯の並び方のバランスを整えていきます。顎(あご)の骨の形が原因の場合でかなりのズレが生じている場合などは外科手術が必要になる可能性が高くなります。交叉咬合をそのままにしておくと、顔のバランスやアゴの成長に大きな影響を与えてしまいます。早めに診ていただくことをおすすめします。

過蓋咬合(かがい こうごう)

奥歯を閉じた時に、上の前歯が、下の前歯に深くかぶさり下の前歯がほとんど見えなくなるくらい閉じてしまう状態です。深くなってしまった噛みあわせのため、下の歯が上の前歯の裏の歯茎を噛んでしまい、歯茎を傷つけたりする場合もあります。歯を閉じている時、食いしばった時など深く噛みすぎてしまう状態なので必要以上に歯をすり減らします。また顎の関節の動きがだんだん悪くなることもあります。


治療は深くなった噛み合わせを浅くしていかなくてはいけません。上の前歯が突出している場合はやはりまず矯正装置をつけて前歯を正しい位置に矯正します。奥歯の高さが合わないために噛み合わせが深くなってしまった場合は調整する治療を行います。適正な時期に矯正治療を行うことによって顎の関節の状態が悪くならないようにできます。


学校から不正咬合(歯列咬合)という紙をもらってきました。どのような治療になりますか?

学校の歯科検診はとても短時間に沢山の生徒さんを診ています。ですから学校から渡された用紙をみていただくとわかりますが、不正咬合(歯列咬合)の指摘の欄にチェックが入っているか、歯並び、かみ合わせに問題があるように思われます。という程度の内容だと思います。つまりどのような不正咬合(歯列咬合)なのか?すぐに治療を必要とするレベルなのか?治療を要した場合どのぐらいの矯正治療になるのか。まではわからないのです。 そこで、大事なのはまず、専門医に診ていただくことです。専門医に診ていただくことによって、どういった症状(状態)で矯正が必要なのか。もし必要な場合、いつ治療をはじめたら良いのか。など適切な診断をしていただけます。 症状によっては治療の時期が遅れることによって、治療が長くなったり、高額な治療になる可能性もあります。 不正咬合にもいろいろな症状があります。
上顎前突(じょうがくぜんとつ)(出っ歯ともいいます)
下顎前突かがくぜんとつ(受け口または反対咬合ともいいます)
叢生(そうせい)(乱杭歯(らんぐいは)歯がでこぼこに並んでいる状態・八重歯(やえば)が出ている状態もこの症状)
開咬(かいこう)開口(奥歯をしっかりかんでも前歯が開いてしまう状態)
交叉咬合(こうさ こうごう)一部の下の歯が上の歯より外で噛み合ってしまう状態、またはかみ合わせが左右にずれている状態)
過蓋咬合(かがい こうごう)(奥歯をしっかり噛むと前歯の上の歯が深くかぶさってしまう状態)


矯正って健康な歯を抜いてしまう治療があるみたいですが、なぜですか?

歯並びに不安を感じた方が矯正について調べた時に「なるべく歯を抜かない矯正を心がけています」という言葉を耳にしたり、読んだりすることもあるかと思います。矯正など一度もしたことのない方がこの言葉を聞いた時、読んだ時どのように感じるのでしょうか? 「つまり 矯正は歯を抜くことが多いの?健康な歯を抜いてしまうの?」 そう感じるのではないでしょうか。




矯正を考えて歯科医院で治療方針を話してもらった時に、ある歯科医院では歯を抜く治療が必要と言われ、他方の歯科医院では抜かないで治療できると言われることが起こったりします。これはどういうことなのでしょう。 矯正治療において歯科医は何とか歯を抜かずに(親知らずをのぞく)治療が出来ないものかと考えます。歯が重なったり、出っ張っているのは歯が生えてくるときにきれいに並ぶべきスペースがなかったのが原因ですから矯正が必要な歯をきれいに並べたり、出ている歯を引っ込めたりするためにスペースを作ることを考えなくてはなりません。その方法は主に1、奥歯を移動させる。2、歯のエナメル部分を削って隙間をつくる。3歯の列を側面へ(外側へ)広げる。が挙げられます。 その方法でもきれいな歯並びを得られない場合、次の治療に移ることになります。


・歯をぬかないで治療をする場合
上下の前歯を前へ出す治療をした場合、口が閉じづらくなってしまうこともあります。でもご自分の歯を残すことができます。 骨格的な問題のある場合には、外科的な手術が必要となる可能性もあります。

・歯を抜いて治療をする場合
歯を抜くことでスペースができます。そのスペースを利用して、上下の歯のバランスを良くして、口元のバランスも良くなるように調整できるようになります。でもご自分の歯を抜かなくてはなりません。 さらに骨格的に問題がある場合も、外科手術なしで治療できるケースが多くなります。 確かに健康な歯を抜くという事にすごく抵抗を感じる方がほとんどだと思います。もし、「歯を抜く治療」を進められた時は納得のいくまで説明を求めましょう。
あと他の医院で「抜かなくて治療ができる」と説明を受けた際、最終的な段階まで非抜歯が可能なのか。その治療方法も教えていただけると思います。メリット、デメリットをよく理解してからご自分に一番良いと思われる治療を選択してください。

インプラント矯正

Q,インプラント矯正とはどのような治療なのでしょうか?インプラント矯正だと歯を抜かなくて良い場合もあるって本当なのでしょうか?

 普通の矯正装置は自分の歯に装置をとりつけて歯の移動をしています。つまり自分の歯にすごい負担をかけて矯正しているということになります。自分の歯に負担をかけるには限界があります。そこで矯正用にインプラントを一時的に顎の骨に埋め込み、固定源として使用する事により、今までの矯正治療では難しかった歯の動きを可能にしたのです。そのため歯を抜かなくてよくなった(非抜歯)ケースもあります。
メリットとしてあげられるのは
・インプラントを固定源としているため治療期間の短縮が見込まれる。
・歯を抜かなくてはいけなかった症例でも抜かなくて済む治療が可能になった(歯の移動がインプラントでかなり可能になるため)

デメリットとしてあげられるのは
・インプラントを埋め込む手術を受けなくてはならない。
・矯正が終了した時点でインプラントを取り外す必要がある。(埋め込む場所は症状によって異なりますが埋め込む深さは2〜3mmです。埋め込む手術は歯を抜く程度の麻酔で1時間程度です。術後の痛みは抜歯よりも少ないと感じられる方も多いです。 埋め込んだ後、きちんと衛生管理をしていただければ日常生活に問題をきたす事はありません。矯正終了後、インプラントを取り外した部分はきちんと再生されますので穴が開いたままということは絶対にありません。)
・通常、骨がしっかりする16歳以降でないと埋入できない。  

インプラント治療の費用について
インプラント矯正をおこなう場合は費用が別途かかります。 費用は部位や数により異なります。インプラントの費用がかかりますが、一般的には矯正治療期間が短縮される事で矯正治療費の減額の可能性が高くなります。 1本3万円(通常2本必要となります)

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