Q.どのような歯並びの人は矯正を考えたらよいのでしょう?
Q. 歯並びは遺伝するのでしょうか?
Q.乳歯の歯並びが悪い場合はどうしたらいいでしょうか?
乳歯は矯正治療しなくてもいいのでしょうか?
・どのような歯並びの人は矯正を考えたらよいのでしょうか?
歯並びの良い人と、悪い人がいるのはなぜか?と疑問に思ったことはありませんか?歯並びは歯の大きさや形、顎(あご)の大きさや形、そして筋肉などの条件で形成されています。生活習慣(食べ方、癖など)も影響しています。
ではどのような歯並びの方が矯正を考えたらよいのでしょうか?
ご本人が悩むような見た目の悪さ(歯並びがひどい、顎が出ている、顎がない、歯やあごが原因でいつも口が開いていたりなどの審美的な問題)、前歯で食べ物を噛み切ったりできない、奥歯でしっかり噛めない、言葉がはっきり聞き取れない等の明らかな通常生活に障害を感じる場合。歯並びの悪いことが原因で虫歯や歯周病になっている、歯が舌や頬の粘膜を傷つけている、などの症状があった時、歯の矯正を検討されることをおすすめします。
・歯並びは遺伝するのでしょうか?
お子さんがお父さん、お母さんから受け継いでいるのは、歯の大きさ、形と顎(あご)の大きさ、形と考えてください。ご両親がきれいな歯並びでもご両親の形状をそっくり受け継ぐわけではありません。顎はお父さん、歯の大きさはお母さん、いろいろな組み合わせを想像してみてください。さらに現代のお子さんはやわらかいものを食べていて顎が細いなど遺伝以外の要素も影響しています。ですから、ご両親の歯並びがそのまま遺伝するとは限りません。
乳歯の矯正治療について
・乳歯の歯並びが悪い場合はどうしたらいいでしょうか?乳歯は矯正治療しなくてもいいのでしょうか?
お子さんの乳歯が生え始めるとご両親がケアをなさるので、歯並びに対して不安に思われる方も多いようです。乳歯が生え始めたお子さんはまだまだ上の顎(あご)も下の顎(あご)も成長を始めたばかりです。
乳歯がすべて生えそろった頃に顎(あご)の形などで不安に思われる場合、あまりにも歯並びが悪くて不安な場合などは矯正を行っている歯科に診ていただくもの良いかもしれません。生活上、支障が無いようでしたら前歯が永久歯に生え代わるまで様子を見てもよいと思います。
乳歯の生え方の図をチェック (矯正が適応となる年齢・時期についてのページへ)